会社の決算を粉飾し、三菱UFJ銀行から融資金5億円をだまし取ったとして、老舗ベアリング商社の元社長ら3人が逮捕されました。
詐欺の疑いで逮捕されたのは、老舗ベアリング商社「堀正工業」の元社長・堀雅晴容疑者(69)、元総務部長の大熊重康容疑者(73)と税理士の山口賢一容疑者(74)ら3人です。
3人はおととしから去年にかけて、実際には赤字にもかかわらず利益が出ているかのように粉飾した決算を提出し、三菱UFJ銀行から融資金5億円をだまし取った疑いがもたれています。
警視庁によりますと、粉飾決算は20年近く繰り返されていたということで、だまし取った金は会社の運転資金などに充てていたとみられています。
堀正工業をめぐっては、粉飾決算が発覚したあと、去年7月には東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けていて、46の金融機関からあわせておよそ250億円の負債がありました。
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